読書を研磨する!紙の本を最大限に楽しむ!
私の趣味の一つに読書がある
この間、数人の友人達と読書について語り合った
最近は、電子書籍の他にサブスクで本を読み上げてくれるサービスがあるらしい
素敵な語り合いは数時間にも及んだ
いや、あれは語り合いなんて綺麗なものではなかった
ただの価値観の押し付け合いだ
その飛び交う銃弾のような価値観を避けながらお互い撃ち合う
もはやそれはバトルロワイヤルだ
その戦場では、いかに自分の価値観が優れているかをプレゼンする力が試される
そんなしょーもないバトロワなぞ、私は参戦しない!と言う間もなく私の番がやってきた
"えーっと、紙の本が好きかなー"
私が言い終えるや否や、銃弾が装填される音がした
"なんで?スマホで読めるのに?"
"持ち運び大変じゃない?"
"電子書籍の方が便利"
反撃の一斉射撃を受けた私は、不敵な笑みを浮かべながら弾丸をひらりと躱す…
こともなく、真顔で価値観の弾丸に貫かれた私は、悪あがきをする間もなく肉塊と化していった
走馬灯の中私は考える
人の好き嫌いにいちいち理由が必要か?
別に何かの権利を侵害しているわけではないのに
ふと横を見ると、同じく紙の本が好きという価値観をもった同士が巻き添えをくらい屍になっているのが見えた
その後、肉塊と屍は紙の本の良さについてキャッキャと話した
が
"いや、なんか、こう、、よくない?"
"わかる!電子書籍も便利やろうけどさっ!なんか違うよな!"
という、なんともぼやっとした締まらない意見しかでてこなかった
これではバトルロワイヤルで生き残れはしない
いやまあそれは別にいいけど
でも実際、紙の本が好きな方はたくさんいると思う
そこで紙の本を愛する方々のためにも!
紙の本を愛する方々が、悔しい思いをしないためにも!
私は紙の本の良さをしっかりと考えた!
今回は紙の本の魅力をがっつり書いていこうと思う
●本は姿勢を正さないと読みにくい
これは欠点のように思われるかもしれないが、そんなことはない
スマホなどで電子書籍を読む際は寝転びながら読めるのだが、本はしっかり座らないと体のどこかが疲れてくる
このしっかり座って読むことにより、本に意識を集中でき、頭を思い切り使いながら読書することができるのだ
●本の触感
これが1番紙の本を好きな理由かもしれない
まずは本をペラペラめくる触感、そして紙をめくる時の音
途中で栞を挟み込む時の触感
本をパカっと開けたり、パタっと閉じたりする触感
もはやこれはフェチに近いのかもしれないが、意外と共感される方は多いのではないだろうか
●本の匂い
新書と古本で匂いは全く違うのだが、それぞれ違った良さがある
新書は、洗礼された都会的な香り
古本は、あのなんとも言えないノスタルジックな香り
どちらも読書の雰囲気を高めてくれる大事な要素となっており、ページをめくるごとにその香りを感じることができる
●読書という贅沢
現代人は毎日忙しく、ストレスも多い
ふと毎日の自分を思い返してほしい
何か1つのことに集中して時間を使うことをしているだろうか
これが意外となくて、例えばテレビを見ながらご飯を食べていたり、家事をしながら頭では次のことを考えたりしている
そんな中で、私は読書をする時は本に意識を集中することにしている
ちゃんと座った状態で、本の質感を手で感じながら、紙をめくる動作と音を楽しみ、その際にふわっとした本の香りを嗅ぐ
紙の本は、視覚、聴覚、触感、嗅覚で楽しめるのだ
そこにふっと一息ついた時に、コーヒーでもあれば読書の時間を五感全てで楽しめる
こんな贅沢な時間はない
もう一度言う、こんな贅沢な時間はない
忙しいからこそのサブスクかもしれないが、私はなんとなく味気なく感じてしまう
長くなったが、紙の本の良さはざっとこんな感じだと思う
今度、読書について語り合うバトルロワイヤルがあれば、かなり善戦できることだろう
まあマウントの取り合いに興味はないからしないけどね
【まとめ】
- 紙の本は、読書以上の価値を全身で味わえる
以上!読書を研磨する!紙の本を最大限に楽しむ!でした!